塗装済エアロの ココが危険
誤解をして頂きたくないのですが、メーカーから塗装済エアロとして販売がある場合は危険ではありません。メーカーのサポートがあります。ご安心ください。
エアロの商品を検討されているお客様から、「エアロの塗装をして送って欲しいんだけど」とご連絡を頂くことがあります。
エアロメーカーにて塗装済設定が無い場合、メーカーからは未塗装で発送されます。それを弊社で塗装をしてお客様にお届けするということは技術的に可能ですが、弊社では未塗装エアロを塗装しての発送をお断りしています。
塗装済エアロのココが危険
メーカーから未塗装で出荷されたエアロを、別の会社で塗装を行ってお客様へお届けする場合、このようなリスクがあります。
・送料が高くなる
未塗装のエアロを塗装して商品をお届けするためには、エアロメーカーから塗装工場へ送って、そこからお客様へお届けとなります。1回分、余分に送料がかかります。エアロの送料はご存知のように非常に高い。その無駄な送料がかかってしまいます。
・運送中の事故のリスクが高まる
上記のように、2回分の運送が必要になるため、その間に運送中の事故が発生する可能性が高まります。エアロは受注生産品のため、万一、事故が発生してしまうと、また、お時間を頂いて作り直しとなってしまいます。
・仮合わせができない
FRP製エアロの場合、エアロを塗装する前に、車への仮合わせやチリ合わせを行ってフィッティングを行って頂く必要があります。エアロの個体差があるため、必ず現車と合わせてそのようにする必要があります。仮合わせ・チリ合わせの前に塗装をすることになると、フィッティングの調整が難しくなったりします。塗装した部分を削って、また一部を塗りなおすという手間もかかるかもしれません。
・エアロ初期不良の場合に、交換できない
未塗装の設定しかないエアロの場合、メーカーの返品条件として、「塗装前」・「加工前」というのが前提となります。塗装会社で塗装を行ってお届けした商品が、万一、フィッティングが著しく悪いなどの初期不良品でも、塗装を行ったために、返品ができなくなってしまいます。
メーカーでは未塗装しか設定の無いエアロを、別会社で塗装して、お客様にお届けというのは、このように問題が発生する可能性があります。金額的にもエアロは高価なので、不必要なリスクは避けたいですね。
そして何より、現車の色としっかり合わせて塗った方が安心です。お車の利用環境・年数が経つこと変色があったりします。また、そもそも純正バンパーですら、個体差があり微妙に色味が異なります。現車合わせなら、微妙な色味の違いにも対応できますので、現車と合わせて塗装をすべきです。
最後に、改めて記載しますが、メーカーから塗装済エアロとして販売がある場合は危険ではありません。メーカーからサポートがあります。ご安心ください。